化粧品・コスメのパッケージ作成ガイド|コンセプトから事例まで徹底解説
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「せっかく開発した化粧品、パッケージで商品の魅力を最大限に伝えたい!」
化粧品・コスメのパッケージは、単なる容器ではありません。お客様に「使ってみたい」と思わせる重要な販促ツールです。商品のコンセプトやターゲットを深く掘り下げ、競合と差別化できるデザインを追求することが成功の鍵となります。
この記事では、化粧品パッケージを作る上で押さえるべき重要なポイントと、具体的な事例をご紹介します。
目次
パッケージ作成で重要な4つのポイント
化粧品・コスメのパッケージを「何となく」で作ってしまうと、お客さんの心をつかめません。パッケージデザインは、販促ツールの一つ。しっかり作戦を練って、化粧品が魅力的に見えるデザインを考える必要があるのです。
化粧品パッケージを制作する前に、以下のポイントを明確にしておきましょう。
コンセプトの明確化
コンセプトとは、化粧品のテーマと言い換えて構いません。
◎化粧品・コスメを世に送り出す意味
◎化粧品・コスメが使われるシーン
◎化粧品・コスメを使うことによってどのような変化・感情を与えたいか
商品について、さまざまな角度から深堀りしてみましょう。浮かんできた言葉をメモしていけば、化粧品・コスメの方向性・化粧品に盛り込みたい価値が見えてくるはずです。コンセプトが明確化すれば、パッケージデザインがブレたり統一性がなくなったりしにくくなるでしょう。
ターゲットを絞る
化粧品・コスメのコンセプトが決まったら、ターゲットを絞ります。
同じように「化粧品・コスメが欲しい」という人でも、年代・家庭の状況等によってニーズはさまざま。ターゲットを広くし過ぎると、どの層にも刺さりません。明確化したコンセプトに合うペルソナを想定し、その層を「ターゲット」と決めましょう。
「20代のプチプラコスメ愛好者」「30代の子育てママ」「40代でアンチエイジングに興味がある女性」など、ターゲットを具体化しておけば、パッケージデザインのイメージを決めやすくなります。
コンセプト・ターゲットに合うデザイン
化粧品・コスメのコンセプトやターゲットが決まったら、イメージに合う色や素材・コピーを考えましょう。
例えば「ナチュラルさ」「肌への優しさ」が化粧品のコンセプトなら、作り込み過ぎないデザインでナチュラル感を演出してもよいでしょう。
年代に合わせてデザインの傾向をポップに寄せたりシンプルに見せたりすれば、訴求力の高いパッケージが完成します。
箱の形状も重要な要素
化粧品・コスメを入れる化粧箱の形状は、化粧品の保護・見た目の印象に影響します。
例えば、重量のある化粧水や乳液等を入れる際は「地獄底」の化粧箱が選択されることがほとんどです。底の作りがしっかりしていて、ボトルを入れても底抜けの心配がありません。ボトル用の箱は縦長で直線的なラインが美しく、並べて置いても見栄えがします。
一方、サンプルキット等の小さく軽量なアイテムは、「キャラメル箱」「N式箱」などに入れてもよいでしょう。フタと身箱が一体化している形状は、プレゼントのような特別感を演出できます。
競合と差別化するデザインのヒント
化粧品業界では、コンセプトやターゲットが似ていると、パッケージデザインも似通ってしまう傾向があります。
・競合調査: 事前に競合他社のパッケージをリサーチし、似たデザインになっていないか確認しましょう。
・特別な加工: 通常の印刷だけでなく、箔押し加工やエンボス加工などを施すことで、高級感や立体感を演出し、お客様の目を惹きつけます。
化粧品・コスメのパッケージ制作は化粧箱屋ドットコムにお任せ
化粧品・コスメのパッケージデザインに悩んだら、化粧箱作成を専門に行う「化粧箱屋ドットコム」にご相談ください。お求めのニーズにマッチしたパッケージデザイン・製品をご提供します。
化粧箱屋ドットコムに依頼するメリットを見ていきましょう。
豊富な実績
化粧箱屋ドットコムは、2004年にスタートした化粧箱専門の企業です。これまで取引させていただいた企業は1,000社にも上り、パッケージデザイン・化粧箱制作には十分なノウハウがあります。
化粧品・コスメのイメージ・特徴を聞かせていただければ、お客様のニーズにマッチしたパッケージデザインをご提案いたします。
化粧品・コスメのサイズにぴったりな化粧箱を制作
「化粧箱をオーダーメイドするなんて」とためらう方も少なくありません。しかし、化粧品・コスメのブランドを維持する上で、「ちょうどよいサイズの化粧箱」は必須です。輸送中の破損が起こりにくく、品質維持に貢献します。
組み立てやすさや利便性にも配慮しているため、オーダーメイドの良さを実感していただけるでしょう。
化粧品・コスメの魅力が生きるパッケージデザインをご提案
化粧箱屋ドットコムなら、素材から加工方法まで多彩なバリエーションがそろっています。「化粧品・コスメの箱にオリジナリティを持たせたい」という方も、ぜひ安心してお任せください。
箱の形状・デザインについてより詳細を知りたい方には、送料のみご負担でサンプルをお送りしています。興味を持たれましたら、ぜひご連絡ください。
当社が手掛けたパッケージ事例
ここでは、化粧品・コスメの魅力を引き出すために、当社が制作したパッケージの事例をご紹介します。
特殊な箔押し加工の化粧箱
高級白板紙に金銀の箔押し加工を施した、高級感のある化粧箱です。ツヤあり・マットの質感が混ざっているので、デザインが単調になりません。立体感・高級感が出て、見る人を惹きつけるデザインとなります。
化粧箱屋ドットコムでは、一つの箔型で異なる二つの質感の箔押し加工が可能です。複雑な絵柄でも一つの版・1度の圧着で加工できるので、ぜひご相談ください。
パール紙を使った化粧箱
パールのように上品な光沢を持つ「パール紙」を素材とした化粧箱です。カラーバリエーションが多彩なため、化粧品のイメージをそのままデザインに落とし込めます。
紙は薄く強度はありませんが、クリームやミニサイズの化粧品には最適です。
まとめ|パッケージでブランド価値を高める
化粧品・コスメのパッケージは、お客様が最初に触れるブランドの「顔」です。コンセプトを明確にし、ターゲットに合わせたデザインを追求することで、商品の魅力を最大限に伝え、ブランド価値を高めることができます。
どのようなパッケージにすればいいかお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。お客様の想いを形にするお手伝いをさせていただきます。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A. パッケージの種類、サイズ、素材、ロット数によって大きく異なります。具体的なご希望をお聞かせいただければ、最適なプランとお見積もりをご提案いたします。
Q. 小ロット(少ない数)でも注文できますか?
A. はい、可能です。最低ロットは500枚程度から製造可能です。当社では小ロットからでもオリジナルパッケージの制作を承っております。
Q. 既にデザインがあるのですが、入稿データ作成もお願いできますか?
A. はい、承っております。お客様のデザインデータを元に、印刷に適したデータを作成し、ご提案いたします。イラストレーター以外のデータ形式でも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
(2025年8月 加筆、修正)
※参考リンク
化粧品を包装するときの3つのポイントを徹底解説
《化粧品の紙箱》パッケージデザインの役割おすすめの箱形状
化粧品の箱パッケージによく利用される紙を使用したサンプルを作成しました。
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