地獄底
低コストで、ある程度の強度が得られるのは『地獄底』。
『地獄底』とは、底を組み立てる形状のことです。
「キャラメル箱」よりも底面が抜けにくくなり、商品を入れれば簡単に開封できなくなります。
底抜けの心配をされるお客様もいらっしゃいますが、
「材質」「箱の形状」「内容物の形状や重量」を考慮して設計しますので、底が抜けることはほぼありません。
低コストで、ボトルのように商品を立てて入れる箱によく用いられます。
語源は諸説ありますが、「地獄の底に落ちたら抜けることができない」ことからそう呼ばれるようになったと言われています。
主な用途:
各種ボトル/お菓子/おもちゃ/マグカップ/健康食品/お酒など
製造コスト、組立ての手間、
保管スペースなど考慮してお選びください。
『地獄底』のメリットは、接着コストが安く箱の保管スペースも少なく済むことです。
よく比較される「ワンタッチ底」は、底が折りこまれて接着されているため厚みがあり、
保管スペースも『地獄底』の2倍以上必要になります。
デメリットは、底の組立てに手間がかかることです。
しかし、保管スペースが小さく、1回の出荷量も少ない場合は『地獄底』が適していると思います。
1回の出荷量が多い場合(500枚以上など)は組立て作業の負担が増すため、「ワンタッチ底」をオススメします。
「ワンタッチ底」は底面を糊付けする分コストが上がりますので、「地獄底」と価格差を比較してもよいでしょう。