トムソン抜き

トムソン抜き


トムソン抜きに興味のある方へ。より良い箱作りのため、社員一丸となり頑張っています。当社では《製版~印刷~製函》を社内で一貫生産する事で、リーズナブルで高品質な箱を短納期でご提供したいと考えております。直接面談をせずにオーダーメイドの箱を作る事に不安を感じられる方もいらっしゃると思いますが、お取り引き実績もお陰さまをもちまして着々と増えて続けております。サンプルのやりとりや電話、FAX、Eメール等を最大限利用する事で距離を感じる事のないお付き合いができるように努力しております。トムソン抜きに興味のある方も、まずはご相談下さい。

■トムソン抜き(ビク抜き)とは?

トムソン抜き(ビク抜き)とは、印刷紙器加工業界で一般的な型抜き加工の方法です。トムソン型と呼ばれるベニヤ板に刃を埋め込んだ抜型で、シートを1枚ずつ給紙して打ち抜きます。設計の自由度が高く、直線だけでなく曲線も組み合わせて、いろんな形の箱や台紙を作ることができます。ただ、刃の厚さが1ミリ程度あり、ベニヤ板に埋め込んで固定するため、細かすぎる設計は抜型を作れない場合もありますのでご注意ください。


抜型屋さんから納品されたままの抜型で打ち抜くと、製品部分と不要部分がバラけて抜け落ちたり機械に挟まってしまいます。それを防ぐために切れ刃の刃を潰す「つなぎ」を入れてから打ち抜きます。トムソン抜きは、オートン抜き、ビク抜きと呼ばれることもあります。オートンは自動給紙の打ち抜き機。少々話がそれてしまいますが、ビクとは「ビクトリア打ち抜き機」の略称で、印刷機を改造した手差しの打ち抜きの機械です。ドイツ・シュナイダー社の「ビクトリア式」という平圧式の活版印刷機を改造したもので、他のメーカーでも製造されました。同様の機械でハイデルベルグ社のプラテンという箔押しと打ち抜きを兼用できる機械もあり、これについては後述いたします。


■トムソン型とは?

印刷紙器加工業界では「トムソン型」という抜型を使用して、印刷物(シートとも言います)を打ち抜きします。打ち抜いた印刷物(シート)を糊付けしたり、折りたたんだりして箱にしていきます。トムソンの由来は、アメリカのトムソン・マシン社が発売した「トムソン型打ち抜き機」。ジョン・S・トマソンさんが設立した会社で、人の名前がそのまま使われています。

トムソン型は、ベニヤ板にトムソン刃や押罫を差し込んだものです。工程は、ベニヤ板に図面を引き、レーザー加工した穴にトムソン刃を差し込み完成します。コートボール紙で作る化粧箱もダンボール箱もトムソン型が主流です。私共の業界で話す時、「トムソンで抜きますか?」などと言われますが、当たり前すぎてわざわざトムソンという単語をつけることは、ほとんどありません。「抜き=トムソン型で抜く」となり、「抜型代もかかる」という意味も含まれます。 ここで「トムソンで抜かないこともあるのか?」と疑問を感じる方もいらっしゃると思います。抜きの加工も様々な種類があり、10枚程度の小ロットの場合、サンプルカッター機でカットすることもあります。ただし、抜型より仕上がりは劣りますし(罫線を折り曲げると割れてしまうなど)、スピードも遅いため、1枚当たりの価格は割高になります。

>>詳細はこちら

■スーパープレス抜き

櫻井鉄工株式会社さんのスーパープレスという機械で打ち抜く方法です。トムソン型を使用します。ビク抜きは、印刷シートを1枚ずつ手で差し込むため大変危険なのですが、スーパープレスはその問題点を解消したため、最近主流になってきました。ダンボールやコートボールなど幅広い材質と、小さいサイズから大きいサイズまで打ち抜くことができ、対応力に優れています。ビク抜きと比べ生産スピードは落ちますが、安全かつ職人的な技術は不要で、抜きの加工技術を覚えるのにも適しています。

■抜型の保管年数について

当社では抜型の保管期間を最終製造日から約2年としています。年々新しい抜型が増えていくため、保存場所を確保できないことから、廃盤になった抜型は定期的に処分しています。抜型も使用されないと劣化が進みますが、定期的に使用していれば長持ちします。当社でも20年以上修繕しながら使用している抜型もございます。ただし、切れ味が悪くなっていくため、品質に問題がある場合は作り直しが必要です。

■このような方はご相談下さい

・トムソン型抜きや打ち抜き(トメ・印刷)、トムソン抜きとビク抜きの違いに興味のある方

・トムソン抜きの意味やトムソン抜き加工(紙・シール)、トムソン抜き機、トムソン抜き型の種類に興味のある方

・ビク抜きの機械や型、ビク抜き加工封筒のビク抜き、印刷に興味のある方

■当社が選ばれる理由

<工場直販による低価格と短納期対応>

 当社では、化粧箱製造に必要な工程をほぼ内製化しています。そのためムダが少なく、低価格と短納期を実現しています。化粧箱の製造において、トラブルを未然に防ぐ重要なポイントは、サンプル制作を含む校正の工程です。この校正をムダなく正確に行うことが、低価格と短納期につながります。当社では、営業と制作のスタッフが、各工程の意見を聞きながら最適な仕様を検討しつつ校正を進めていきます。それが当社の考える工場直販の強みです。また、短納期において最も重要なことは「事前に納期を決める」ことです。お急ぎの場合は、新規、リピートのご注文にかかわらず、ご相談の段階でご希望納期をお知らせください。できる限りの対応をいたします。


<ISO9001のルールに沿った品質管理>

 当社では、製造に関わる全ての工程において『ISO9001』のルールに沿った品質管理を行っております。 万が一、「印刷データ上のミス」「指定色との違い」「設計ミス」「のりづけ不良などの製函ミス」「用紙など資材の不具合」などのトラブルが発生した場合でも、すぐに原因を特定できる体制が整っているため、「検品」「再製造」「欠品補充」など素早い対応が可能です。他にも、製造時にトラブルが発生しやすい箇所については事前にチェックし、トラブル防止に努めるとともに、輸送時に発生しやすい「振動によるコスレ傷」や「段ボール箱の破損」などの対策として10~50枚程度の予備を用意するなどの対策を行っております。

>>詳細はこちら

トムソン抜きに興味のある方も、まずはお問い合わせだ下さい。

お問い合わせはこちらから


株式会社コマガタのオーダーメイド化粧箱
化粧箱屋ドットコム
TEL 0120-812-850 受付時間 平日9:00~17:00

【本社・新潟工場】 〒950-1325 新潟県新潟市西蒲区小吉2127-3
TEL025-375-8333/FAX025-375-8335


【三条工場】〒955-0861 新潟県三条市北新保2-7-1


【東京オフィス】〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15ウィン青山942
TEL03-6403-0137/FAX03-6893-3931


【北関東営業所】〒320-0062 栃木県宇都宮市東宝木町9-20レジデンス東宝木1F
TEL028-678-3801/FAX028-678-3805

>>お問い合わせ

トムソン抜き