コラム

キャラメル箱【展開図】箱の特徴や設計のポイント解説

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化粧箱の形状の中で最も一般的なキャラメル箱の展開図と設計についてご紹介いたします。

各図面は、左から1面、2面、3面、4面と呼んでいます。一番左は、のりしろです。

キャラメル箱(サック箱・センターロック箱)

フタ1面・3面 キャラメル箱の展開図(左:ロック付き/右:ロック無し)

フタが1面と3面についたキャラメル箱です。

印刷の向きをそろえることができ、余白も少なく面付できるため、印刷品質とコストの両立が可能です。「ロット10,000枚以上」「4面付け以上」「コスト最優先」「フタの位置を変えた方が用紙の無駄が無くなる場合」などの諸条件を考慮して検討します。

2面と4面についているフラップを短くして、ギリギリまで無駄を省くこともあります。

キャラメル箱 展開図 キャラメル箱 展開図

フタ1面 キャラメル箱の展開図(左:ロック付き/右:ロック無し)

フタが1面についたキャラメル箱です。貼りズレの影響を受けないため、フタの差し込みが安定します。

横長のキャラメル箱の場合、フタが1面の方が、ストレートグルアーでの糊付けがしやすくなります。紙厚が厚く、反発が強い箱の場合も同様です。

キャラメル箱 展開図 キャラメル箱 展開図

フタ3面 キャラメル箱の展開図(左:ロック付き/右:ロック無し)

フタが3面についたキャラメル箱です。

貼りズレの影響を受けるため、フタの差し込みが緩くなったり、きつくなったりします。3面にメインデザインが入る場合が多く、差し込みも裏面に隠れるため、デザイン優先のフタの位置です。

キャラメル箱 展開図 キャラメル箱 展開図

キャラメル箱とはどんな箱?

特徴

キャラメル箱とは、スリーブに差し込みがついた形状で幅広い商品に使われます。

フタが開きやすい特徴があるため、小型で軽めの商品を入れる際によく使われます。設計、製造ともにしやすく、組み立ても簡単なため、最もポピュラーな形状です。

主な用途

お菓子、レトルト食品、化粧品、電気製品、パソコンソフト、建築資材、草刈刃、日用品など

設計のポイント

フタにロックをつけるかつけないか選びます。ロックをつけるとフタを開けにくくなり、ロックがないと開けやすくなります。

フタの面を選ぶこともできます。1面や3面の上下につけることや、上下で1面と3面につけることも可能です。印刷面付やコストを優先し、フタの位置を変えることがあります。特に指示がなければ、フタが3面についた形状を選ぶことが多いです。簡単な設計で、トラブルも少なく、抜型代も安い形状です。

補足ですが、キャラメル箱は主に横置きの商品に使われます。カレーやシチューの箱などよく目にしますね。吊り下げ型として以下のようなフック付きの形状でも利用されます。

キャラメル箱 展開図

キャラメル箱

投稿者:駒形 和彦

 

◎関連項目

《化粧箱の形状5種》展開図の正しいデザイン位置とは?

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