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コマガタ通信vol.102 2023.05−06月号

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【お客様事例紹介①】ダイトー水産株式会社 様《自動充填対応》と《什器兼用》 ゼリー飲料用 化粧箱 2種

静岡県の水産加工会社、ダイトー水産株式会社様が手掛ける、アスリート向けリカバリーゼリー飲料『オレは摂取す』の化粧箱をお手伝いしました。
スパウトタイプ（180g）が6袋入る化粧箱と、携帯補給タイプ（45g）が12袋入る化粧箱を製造。携帯補給タイプの「エネルギー（ピーチ味）」と「リカバリー（ゆず味）」は、今年の5月11日にリリースされたばかりの新商品です。　

〈2024/04/17画像更新〉

写真左《スパウトタイプ》 充填テスト用サンプルも対応！
通常の制作手順は、【抜型の作製前に白無地サンプルを送付→お客様の承認を得る】です。
しかし、今回の製品は、充填工場にて自動で箱詰めするため、【事前に抜型を作製→試し抜き→充填工場で箱詰め可能かテスト】という順序で製造しました。

写真右《携帯補給タイプ》 輸送と陳列が兼用できる箱
「ジッパーで開封して店舗陳列できるようにしたい」というご要望のもと、設計しました。こちらは製品を手詰めするため、カットマシンで作成した白無地サンプルを提出し、承認をいただきました。
　こちらのジッパー付き化粧箱は、ジッパーが平行に2列並び、めくるように切り離す「ダブルジッパー」という形で設計。箱の状態ではフタになっている部分が、陳列時に２つ折りして背面POPとして使用できる（写真右）ようになっています。

 

化粧箱にも、SDGsやサステナブルの観点を！

通常は、輸送箱と陳列用の化粧箱を分けて制作しますが、今回のように『輸送箱を変形させて陳列什器にする箱』は、梱包材が少なく済むことから、SDGsやサステナブルの観点から需要が高まっています。

担当営業より

お客様より『イメージ通りに仕上げていただきありがとうございます』とのお言葉をいただくことができました！
ご紹介したような、スパウトパウチやレトルト商品の自動充填の化粧箱は、充填機のスペック等を事前にお伝えいただければ、仕様に合わせて設計、テスト用サンプルにも対応いたします。お気軽にご相談ください。　

仕様

自動充填対応 スパウトタイプ6袋用 化粧箱（通常デザイン・東洋大学陸上部 長距離部門コラボデザイン）
寸　　法：縦82×横246×高さ133mm
材　　質：白コートボール350g/㎡
印　　刷：通常版 特色2色（スミ／ピンク）+OPニス／コラボ版 特色1色（紺）+OPニス

什器兼用 携帯補給タイプ12袋用 化粧箱
寸　　法：縦70×横125×高さ120mm
材　　質：白コートボール350g/㎡
印　　刷：特色2色（スミ／ピンク）+OPニス

 

ダイトー水産株式会社様 ／ 「オレは摂取す」 ホームページ oresshu.com
焼津港などで水揚されたお刺身用冷凍まぐろ、かつおを原料からロインやブロック状態までの加工を行われています。加工の残渣だった「マグロの皮」から、質の高いコラーゲンの抽出に成功。それらを使用したアスリート向けゼリー飲料「オレは摂取す」シリーズは、品質・実感ともに高い評価を得ています。

◎詳細は、お客様事例「自動充填対応と什器兼用ゼリー飲料用化粧箱 ダイトー水産株式会社」をご覧ください。

 

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関連会社 株式会社小竹天瑞堂が運営するサイト「和紙の印刷工房」お客様事例

【お客様事例紹介②】シモダ産業株式会社 シモダファーム様 柏崎発！ 雪国生まれ『越後バナーナ』 パッケージリニューアル

「越後バナーナ個装袋用台紙」と「ジェラート6個用化粧箱」のリニューアルをデザインから印刷までご依頼いただきました。

別々だった台紙としおりを、まとめたデザインに！
　今までは、台紙としおりをスタンド袋に入れていましたが、リニューアルに伴い、台紙1つに内容をまとめてデザイン制作を行いました。 バナナの色が映える「温かみのある水色」をベースに、箔押し（消し金）のロゴで高級感をプラス。しおりに記載されていた、食べ方や保存方法を裏面にまとめ、詳細はQRコードを読み取って確認できるようにしました。

◎用紙は、バナナを傷つけないよう、柔らかく厚手の和紙を使用。無地で温かみのある白色の和紙「さつき」です。
◎印刷と加工は、両面オフセット印刷＋箔押し。透明のスタンド袋の形状に合わせた抜型を作製。化粧断ちではなく、抜き加工で仕上げています。

化粧箱には中身をしっかり固定する、台紙をプラス。
形状はギフト用でも人気のＮ式箱。そこに、ジェラート容器がしっかり固定できるよう設計した台紙をプラス。箱の質感や色にこだわり、数あるファンシーペーパーの中から、タントを選定。合紙加工でオリジナルのダンボールシートを作り、製造しました。台紙と同じ箔押し入りです。

シモダファーム 様　
産業廃棄物処理事業などを手がけるシモダ産業（株）様による、新潟県初の大規模バナナ栽培施設。バナナや加工品は、自社サイトのほか百貨店や直売所、施設の売店などで販売中です。 越後バナーナHP

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営業上田の印刷講座【第15回】化粧箱の問合せから納品までの流れ

上田：コマちゃん、ガタくん、化粧箱の製造から納品までの流れについて、どのくらい知ってるかな？

コマちゃん：箱を作りたいって思ったら、まずは『問合せ』だよね？えーっと、そのあとは…？？

ガタくん：箱ができるまでに何をすればいいのか知りたーい！！

上田：それじゃあ、化粧箱製造の問合せから納品までの流れを紹介するよ！

お問い合わせ→見積もり提案→〈形状確認〉無地サンプル制作→形状に問題なければデザイン用図面をお客様へ送付→データ入稿→データチェック→校正紙でご確認※→校了→製造→納品

※校正には簡易校正と本機校正があります。

• 簡易校正とは…高品質な専用のプリンタで出力。プリンタ出力の印刷見本。 機械や用紙など本製造とは異なるため、色味に誤差が発生する可能性アリ。表面処理の確認はできません。
• 本機校正とは…実際の印刷機、紙、インキを使用。本製造と同じ条件で製作する。実際の仕上がりテスト。 実際の色味や表面処理を確認できる。別途、費用が発生します。

◎詳しくは、制作と入稿コラム「印刷方法や機材で異なる仕上がり。色見本の役割とは？ 」にて、より良い印刷のために知っておきたい色見本について解説しています。また、「ご注文の流れ」 、「制作と入稿」もご覧ください。

印刷方法や機材で異なる仕上がり。色見本の役割とは？