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化粧箱の抜型

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今年の梅雨は例年にないほど梅雨らしく、雨も適度に降っている新潟です。

気温もそれほど上がらず、この時期にしては過ごしやすい日が続いています。

 

最近、抜型を保管するための棚を設置いたしました。

 

DSC_0778

大工さんにオリジナルサイズで制作していただきました。

 

抜型とは、ベニヤ板に刃と罫線を埋め込んだもので、印刷したシートを打抜くときに使用します。

化粧箱の製造には、なくてはならないものです。

 

下の写真が抜型です。

DSC_0779

 

抜型の製造工程は、まずCADで図面を制作し、レーザーカット機にデータを流し込みます。

するとデータに合わせてベニヤ板がレーザーでカットされます。

そこに刃と罫線をいれます。

鉄でできた刃ですので、専用の折り曲げ機などで曲げたものを、レーザーであけた穴に木槌などではめ込んでいきます。

緑色のものはゴムで、紙離れを良くするためのものです。

 

よく「抜型が高い」とご指摘を受けますが、上記のような工程を経ており、なおかつ手作業の部分も多いため、それなりのコストがかかってしまいます。

抜型の良し悪しは、化粧箱の品質に直結しますので、ご容赦いただければ幸いです。

 

抜型は、大体2~5年程度で処分するのですが、処分する以上に新しい抜型が増えるため、棚があふれてしまいます。

保管状況が悪いと劣化も早まりますので、棚を作り、管理番号にて大切に保管しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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