コマガタ通信vol.112 2025.1-2月号
コマガタ通信
オリジナル化粧箱製作・印刷紙器をより身近にお届けする情報交流紙 発行元:化粧箱屋ドットコム運営 株式会社コマガタ


より鮮明な化粧箱画像は「実績紹介 スリーブ 額縁付身箱 台紙 USB用オリジナル化粧箱」からご覧いただけます!
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以下要約です。
目次
■ コマガタ通信 vol.112(2025.01-02)要約
事例紹介1
ハナテンワークス株式会社 様『海月ねう』ボイスパック用化粧箱(緩衝材付き) VTuber「海月ねう」のイベント販売用USBボイスパックの化粧箱製造事例です。 パッケージの特殊仕様(緩衝材)
・商品がコンパクトな薄型であったため、固定用の台紙設計に工夫が必要でした。
・当初の板紙のみの台紙では商品が輸送時に外れる懸念があったため、板紙の下に段ボールの台紙を別途設計しました。
・台紙が箱の中で動くことを防ぐため、板紙の台紙に4カ所立ち上がりを付けました。
・納期と費用がかさむブリスターパック(プラスチック製緩衝材)ではなく、紙製の台紙でコストと納期の条件内に抑えました。 箱の仕様
・形状:スリーブ+額縁付き身箱+台紙。
・材質:板紙カードB 310g、段ボールAF。
・印刷と表面処理:4色フルカラー+OPニス。
事例紹介2
Yuki Kamui 株式会社様『IWANAI RESORT』大判サイズの和紙印刷ポスター 北海道のスキー場「IWANAI RESORT」が施設内に展示するポスターの和紙印刷事例です。 ポスターの特殊仕様
・「紙の素材からこだわり、ひとつのアートとして製品化したい」というお客様の要望がありました。
・サイズが当初のB5から大判のB2 (728×515mm)に変更されました。
・サイズ変更に伴い、印刷方式をオンデマンド印刷から**「オフセット印刷」に切り替え**ました。
・材質には白い雲龍紙90kgを使用し、特色2色印刷で仕上げました。 ポスターの仕様
・サイズ:728×515mm。
・材質:雲龍紙90kg。
・印刷:オフセット 特色2色。
営業 上田の印刷講座(第21回:『和紙印刷』について) 板紙と比較して和紙への印刷が難しい理由を解説しています。 印刷の難しさの理由
理由その1:印刷機への給紙が難しい。
・和紙は微細な穴が多く開いた構造で、オフセット印刷機の吸い上げ給紙の仕組みと合わないため、うまく通せないことがあります。
理由その2:和紙は伸びやすい。
・洋紙に比べ、和紙は印刷機に通すことで紙が伸びやすい特徴があります。
・紙の伸びは、印刷の見当ずれや色合わせ、印刷後の加工にも影響を及ぼします。
・難易度の高い和紙印刷は、地元新潟の日本酒ラベル印刷で長年培った技術によって可能にしています。