コラム

化粧箱の役割について

コラム

化粧箱の包装には、3つの基本的な役割があります。

・商品の保護
・商品の説明
・販売促進

 
「商品の保護」は、化粧箱の包装の中で最も基本的な役割だと思います。食品などは、柔らかいものが多いですので、袋梱包だけでは輸送時の振動などで商品が破損してしまうこともあります。化粧箱に入れることで、クッション性をもたせ商品を保護します。電気製品など振動や衝撃に弱いものも化粧箱は必須です。
 
下の写真は、チョコレート菓子の箱の中身を撮影したものです。いずれも柔らかい商品ですので、袋包装だけですと、商品が破損してしまう恐れがあります。過剰包装にも見えますが、袋がクッションの役割も果たしています。
 
 
「商品の説明」は、一括表示などがありますね。「名称」「原材料名」「内容量」「消費期限や賞味期限」「保存方法」「製造者の名称及び住所」などの表示で、容器包装に入れられた加工食品には「JAS法」や「食品衛生法」で表示を義務づけられています。アレルギー表示も一般的になり、「健康増進法」で栄養表示も追加されました。製造者側からすると手間がかかるものですが、消費者側からすれば、購入時の判断基準になる大切な情報です。
 
下の写真は、箱の裏面が全て一括表示などの商品説明で埋められています。「JAS法」「食品衛生法」では、文字の大きさが8ポイント以上。表示可能面積が150平方センチ以下の場合、5.5ポイント以上と定められていますので、必然的にこのように文字でいっぱいになってしまいます。
 
 
「販売の促進」についてデザイン性を高める提案が求められています。他社と「差別化」するためには、どうしたらいいかという提案ですね。しかし、市場に出ている他社のデザインも参考にしますので、「差別化」と言いながら「同質化」が避けられない状態の中で試行錯誤しています。
 
下のチョコレート菓子の場合ですと、それぞれ「ロゴ」「キャッチコピー」「商品イラスト」といった要素からデザインされています。基本的なデザイン要素は同じです。最もわかりやすい違いは、色ですね。赤と青で、反対色相になっています。メジャーな商品ほど、こうしたイメージカラーを大切にしているように思います。
 
 
当社では日本酒のラベルデザインなどもしていますが、日本酒も差別化が難しい商品です。蔵元さんの努力も大変なもので、ワイン酵母を使った白ワインのような日本酒も開発されています。ラベルもワイン風のデザインで、従来の日本酒ラベルのデザインと差別化しています。発売当初は珍しかったですが、今は色んな銘柄が出ていますので「差別化」が困難になっています。また、最近ですと、JAS有機米を使ったお酒も出てきましたね。産地、手作り感など個別に「差別化」しているけど、全体でみると「同質化」しているというスパイラルから抜け出すことは難しいです。
 
我々パッケージ製造にかかわるものからすると、「パッケージデザインは売れる商品としての要素の一つ」であり万能ではないということを自覚しながら、形状や材質、加工方法などいろいろな視点をご提供することに注力していきたく存じます。
 
※参考資料
 
投稿者:駒形 和彦

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