化粧箱コラム

化粧箱とは?

化粧箱とは、ギフト用の箱などに代表される印刷などの装飾を施した箱のことです。

当社では、その中でも紙箱(印刷紙器)をメインに製造しております。
具体的には、

・日本酒
・健康食品
・化粧品
・医薬品
・ソフトウェア
・工具
・建築資材
・雑貨

などの箱が該当します。

これらの商品は、ギフトとしての見栄えを重視する目的のほか、いたずら防止、商品の保護などといった目的があります。

見栄えを重視する目的の場合、化粧箱は単なる包装資材というよりは商品の一部分としての役割も担っており、印刷や材質に対する要求レベルも高くなってきます。

それに対し、商品の保護を重視する場合は、適切な材質と設計が優先され、印刷も簡易な場合が多く、コストを優先させる場合が多くなります。

化粧箱コラム2 化粧箱の企画

化粧箱の企画にあたっては、まず商品の特徴を理解したうえで、

●見栄えを優先するのか
●商品保護を優先するのか

を決定します。

次に、ロットと予算の確認です。
商品価格を決定する際は、化粧箱の費用の掛かる割合がどの程度か確認しなければなりません。

・化粧箱は、1ロット(生産単位)あたりの枚数が多ければ多いほど単価が下がります。
・経済ロットは、3,000枚程度からですので、
 年間販売数量を計画したうえで、1年間で消化できる程度のロットが望ましいです。
※化粧箱は、時間が経てば経つほど紙や印刷が劣化していきますので、1年程度を目途に消化できるロットをお勧めいたします。

予算を確認するためには、材質を選び、設計を決める必要があります。

・材質は、主に商品のサイズや重量によって決定します。
・サイズが大きい商品や重量のある商品の場合は、材質も厚めのものを選択します。
(厚めの材質のものほど、コストが高くなる傾向があります。)

化粧箱コラム3 化粧箱の設計と材質の選定

次に設計についてですが、設計がよくないと余計なコストがかかってしまう場合がありますので、十分検討する必要があります。

設計がよくない事例としては以下の2例が挙げられます。

(1)安い形状だからといって、製造枚数が多いのに
  キャラメル箱や地獄底など、組立て工賃がかかる形状にしてしまった。

(2)きつめの設計にしてしまったために、
  商品に貼られているラベルなどが擦れて印刷が剥げてしまった。

これらはいずれも実例です。
 (2)の場合は、商品を購入した人からのクレームになる場合もありますので注意が必要です。

次に材質の選定についてです。
材質の選定は、主に商品の重量や大きさを考慮して検討します。

大まかに定義しますと、
・100ミリ角程度の大きさの箱は「コートボール紙」
・200ミリ角程度の大きさの箱は、コートボールに片面段ボールなどを貼り合せた「合紙」した材質を使う場合が多いです。

化粧品や健康食品の箱などは、100ミリ角以下の小さな箱が多いのですが、こうした場合、
「コートボール紙」のほかに、金や銀などの材質の紙を使用することもあります。
そうした特殊紙も数多くありますので、
デザインをする場合は、材質の知識があると選択肢が広がります。

注意すべき点としましては、コストを優先して薄い材質を選んでしまった場合です。
薄い材質を選んでしまった場合、
手に取った時に箱が歪み、高級感が損なわれてしまう
というようなことがございます。
せっかくきれいなデザインを印刷しても、質感が損なわれると商品価値が落ちてしまうことがありますので注意しておきたいポイントです。

どのような設計や材質が良いか判断に困る場合は、当社にて他の事例を参考にしながらアドバイスさせていただきます。

化粧箱コラム4 化粧箱のデザイン

化粧箱のデザインは、主にイラストレーターなどのデザインソフトを使用して制作されます。

箱の設計がすみましたら図面データを支給いたしますので、
それにデザインをはめ込んでいただくことになります。

社内でデザインができない、もしくは外注先を知らないといった場合は、
当社にてデザインデータを作成することも可能です。

4cカラーの印刷だけではなく、
・金や銀の印刷
・箔押し
・エンボス
・スポットコーティングなど
様々な印刷表現ができる点が化粧箱デザインの魅力の一つです。

こうしたグラフィックデザインのほかに、形状デザインも他社との差別化になります。
「少し変わった設計をしたい」という場合は、お気軽にお問合せ下さい。

化粧箱コラム5 化粧箱のサンプル

化粧箱のデザインがすみましたら、サンプルの作成に取り掛かります。

チラシやパンフレットのデザインなどと違い、
化粧箱は立体ですので、サンプルの箱を作って確認することが大切です。

通常のサンプルの制作は、
無地の箱をCADなどで設計、カットし、
それにインクジェット出力したデザイン紙を貼り付けます。

実際に制作してみると、
「絵柄がイメージと反対向きになっていた」
「材質がイメージと違っていた」
というようなことが分かる場合があります。

最近は、データ入稿ですぐに製版に取り掛かり印刷という流れが多いですが、
これはあくまでチラシなどの場合であって、
化粧箱の場合は、実際のサンプルで確認することが欠かせません。

化粧箱コラム6 化粧箱の製版

化粧箱の製版で注意が特に必要なものは、特色を使う場合です。

特色とは、
4cカラーでは再現できない色に対して、特別にインキを作って印刷を行うことです。

特色を含む製版でよくあるトラブルは、
「ヌキ」にすべきところを「ノセ」にしてしまい、刷上りが指定色と変わってしまったというものがあります。

デザインデータを作成する人はお分かりかと思いますが、急ぎの仕事の場合や、少しデータを触ってしまった場合など、発生しやすいトラブルがございます。
当社では、入稿いただいたデータがイメージ通りの仕上がりになるように製版データを作成しております。

化粧箱コラム7 化粧箱の印刷

当社では、化粧箱の印刷は主に「オフセット印刷」で行っております。
細かな文字や、カラー写真などの印刷も可能です。

高品質な印刷を行うために、
・工場内の空調管理
・ブランケットの交換時期の記録
・機械清掃記録
・定期的なローラーの清掃と交換
などを社内スタッフが行っております。

また、リピート時の色の誤差を抑えるため、
インキの配合記録、OKシートの保管管理などを徹底しております。

刷版データもサーバーに保管しバックアップを取っていますので、
昔の印刷物を再版する際も常にフレッシュな版で印刷を行っております。

化粧箱コラム8 化粧箱の加工

印刷したシートをオートンで抜いて、ストレートグルアーで接着して化粧箱が完成いたします。

化粧箱を抜く際は、抜型を使用いたします。
当社で設計した図面データを抜型メーカーに渡しレーザー加工でベニヤを削り、刃を埋め込んで抜型が完成しますので、
ほぼデータ通りの仕上がりになります。

※抜型の保存期間は、2年間となっております。

抜いたシートは、ストレートグルアーで接着し、化粧箱が完成いたします。
・キャラメル箱
・地獄底
・ワンタッチ底
・両サイド貼り
・4コーナー貼り
などの加工ができます。