制作ストーリー
「こんなところを工夫した!」「ここを作るのが大変だった!」など、制作スタッフが仕事をしていく上で感じたことをご紹介していきます。
弊社はお客様からご提供いただいた個人情報を、適切かつ合理的に管理すべく最善の努力を致しておりますが、お客様からご自身の情報について開示・訂正を希望される場合は、合理的な期間内に於いて速やかに対応させて頂きます。
低コスト且つ「高級感」を
お客様から高級感のある箱ということで、タバコのピアニッシモみたいな感じにしたいというご相談を受けました。普段、私はタバコを吸わないので「どんな箱かな」と思い、早速コンビニへ。ちょうど2010年の11月に発売されたばかりのようで自販機にもステッカーが貼ってあり、すぐに分かりました。

ゴールドのつや消し系の紙を使用しており、これはすぐに「スペシャリティーズだな」と思い、見本帳を探したところ、すぐに見つかりました。
展開図へ

弊社で作成した展開図

ところがスペシャリティーズは紙の値段が高く、さらに紙寸もバリエーションが少ないため、見積り計算するとかなり割高に。ですが、商品の価格が14,800円とのことで、それに見合った箱にしたいという強いご要望もありました。

そこで、コストを抑えるため紙のランクを落とし、表面処理は「クリアPP」でご提案いたしました。紙のランクを落としたといっても高級白板紙ですので、これに「クリアPP」を貼って箔押しがあれば高級感は十分でます。デザインも高級感のあるデザインでしたので、お客様とも何度か相談したところ、これで行こうということになりました。

箱の仕上がりも良く、高級感も十分に出まして、お客様から「いい箱になりました」との連絡をいただきました。納期がない中で、お客様が満足できる提案をしなければならないと感じた案件でした。
完成品はこちら
←完成品はこちらです。

上:正面
左下:金箔のアップ
右下:蓋部分

刷色は4色カラー+金の特色です。
蓋部分は金の特色を、商品名は金色の箔押しを使用しました。
今回はコストを抑えるため紙のランクを落としましたが、箔押しや
表面処理などの加工を行うことによって高級感のある箱が完成します。
透明の箔押し
お客様より、箔押しについてご相談を頂きました。
現状ですでにマットPPをした黒ベタ印刷に黒いツヤ有りの箔押しがされている箱をご使用中でしたが、新たなラインアップとしてオレンジ1色にオレンジ箔押しという箱も作成したいとのご依頼も併せて頂きました。
そこで困ったのがオレンジの箔が無い、という点。厳密に言うと顔料箔でオレンジはありますが、マット感のあるオレンジベタ印刷にマット系のオレンジ顔料箔を押してもコントラストの差が なく、ロゴが目立たないだろうということで、困りました。
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弊社で作成した展開図

そこで出てきた案が【透明の箔を押す】ということ。マット感の強いベタ印刷の上でしたので、光沢のある透明箔を使えばコントラストの差は出るかなということ。 また既存ですでに黒い箱を使用中で販売も継続してましたので、そちらのイメージも大きく崩れないこと。両方の点を抑えるには透明箔がいいだろうということで、ちょっとしたサンプルを作成。早速お客様にご覧頂き、これなら大丈夫、とゴーサインを頂き写真のようなオシャレな箱が出来上がりました。

透明箔は下地によっては目立ちませんのであまり使う機会がありませんでしたが、今回このような形でお手伝いをさせて頂き、また提案の巾が広がったかなと感じる所です。
完成品はこちら
←完成品はこちらです。

上:正面
左下:透明の箔をかけた箇所のアップ
右下:底面

この箔を押すことで大分印象が変わってきます。
シンプルで素敵ですね。
お客様からも仕上がりにご満足いただけたようで何よりです。
ありがとうございました。